主な業務内容

ボーリング調査と標準貫入試験

一般の建築物の地盤調査で重要で基本的なことは、強度や特性を表すパラメーターを求めることではなく必ず正しい地盤構造を明らかにすることです。そのためには、土質試料の観察を丁寧に行って、詳細なボーリング柱状図を作成することです。
この場合、ボーリング調査による標準貫入試験[JIS]で採取される試料が観察に良い試料であるといえるでしょう。

2全景

住宅向けスウェーデン式サウンディング試験

一般の住宅地盤の調査として大きく普及した簡易な地盤調査方法で、日本工業規格[JIS]となります。
1917年頃にスウェーデン国有鉄道が不良地盤の実態調査に採用し、1954年頃に我が国で堤防地盤調査に適用されその後、道路の路線地盤調査などに使用され今日の普及を見ました。
簡易に地盤の硬軟を評価できることから、住宅向けの地盤調査の主流となっています。ただし、土質試料の採取ができず、また、磯層や摩擦の大きな粘土層には貫入が不可能なため、場所によっては、同時にボーリング調査をすることが最良といえるでしょう。

主な業務内容

軟弱地盤や液状化地盤の地盤改良工事

  • セメント及びセメント系固化材を用いた地盤改良を行っています。
  • 自社開発の硬化剤「タカボー」(特許登録)は改良土に加えることで、固化強度を高め、六価クロムの溶出を閉じ込める作用があります。
  • 地域、地層によって「タカボー」は使用します。
  • ●温式柱状改良工法
  • 粉体のセメント系固化材と水をあらかじめプラントで攪拌してセメントミルクを作り、それをポンプで施工機械へ圧送し、ロッドの先から吐出させ土中へ注入しながら、攪拌翼をつけた掘削機で掘削・混合・攪拌を繰り返して、強固な柱状改良体を作る工法です。
  • ●浅層混合処理工法
  • 基礎下部地盤の2m程度まで薄層状に転圧改良する工法であり、手軽に利用できる地盤改良であるため、比較的小規模な建築物に施工されることが多くなります。品質管理も簡素化を図ることができます。
主な業務内容

液状化判定や土の強度をはかる土質試験

設計や施工管理の中核をなしているものの一つが、品質管理です。その根幹となるデータを創り出すものが、土質試験となります。

●土の細粒分含有率試験[液状化判定試料]

細粒分の含有率を割り出すことで液状化判定の重要な数値となります。

●土の一軸圧縮試験、三軸圧縮試験[土の強度]
斜面の安定性の判断、粘土や改良処理士の強度を判定するのに用いられます。

主な業務内容

住宅や擁壁の不同沈下も沈下修正工事での修繕

不同沈下で斜めに沈む住宅は、傾斜角や沈下量が限度を超えると、基礎クラック(ひび割れ)が入ります。
この状態が続くとクラックが深くなり、基礎が分断されてしまいます。そうなると、建物の荷重を基礎が分散させることができず、大地震などの負荷が掛かった際に倒壊する恐れがあります。地盤の沈下が止まることは、ほとんどないでしょう。地耐力が建物の重さに耐えられないということです。そのような住宅を持ち上げ、障害を克服するのが、沈下修正工事になります。

主な業務内容

不動産事業部

合わせて不動産事業も行っています。

主な業務内容